理学療法士の給料を考える

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どうもtakkao♂(@takkao0401)です!

さて、今日は理学療法士(以下、PT)の給料について考えてみましょう。

「PTってどのくらいの稼ぎがあるのだろう?」

PTを目指している人などは一度はそんなことを考えたことがあるのではないでしょうか。

今回の記事を読むことで、PTの大まかな給料のベースという部分がわかると思います。

PTとして働く以上、診療報酬点数というものが決まっているため、そこから算出できる数字というものがあるからです。

これから理学療法士を目指す方も、現在理学療法士として活躍されてる方も、自分がどのくらい稼げる価値のある人間なのか考えてみるきっかけになればと思います。

断っておきますが、経営に立つ側でもないので、あくまでも一個人としての考察ですので悪しからず。。。

理学療法士の給料を考える

目次【本記事の内容】

  1. 理学療法士とは
  2. PTの価値を決める因子
  3. PTと診療報酬
  4. PTはどれだけ稼げるのか(診療報酬点数)
  5. 大まかな試算、検証してみよう

 

 

理学療法士(PT)とは

前回の記事にも書きましたが、簡単に説明すると病院等の医療機関、老人ホームなど福祉施設に勤務するリハビリの先生のことです。

厚生労働省から認定される国家資格となります。

今年は平成31年2月24日に国家試験がありますね。

思い出しましたが、昔妻夫木聡さんと柴咲コウさんが主演されたオレンジデイズというドラマがありました。

そこで、妻夫木さんがやってた職業が確かPTだった気がします。

その頃はそういったことも理由で養成校の受験が増えたとかどうとか。。。

PTの価値を決める因子

 技術職であるPTですが、PTの価値について考えます。

ここでいう価値というのは、あくまでも病院経営に対する貢献度として定義します。

※もちろん、患者さんの病気、怪我で負った機能障害を改善する手伝いをすることが本来の価値ですけどね。

PTは医師の診断、そして医師からのリハビリの処方があって初めて働くことができます。

つまり、PT単独では働くことができません。

正しく書くと、法律上理学療法士と名乗って働くには医師の存在が必要不可欠なのです。

PTがどれだけ稼ぐことができるのかということが、病院経営者にとってはPTの価値ということになります。

稼ぐ=売り上げがどれだけあるかってことです。

PTと診療報酬

PTとして働く以上、診療報酬というのは切り離せません。

それでは、診療報酬ってなに?って話になりますよね。

診療報酬:医療保険から医療機関に支払われる治療費のこと。

厚生労働省が2年に一度改定する決まり事です。

病院を利用した方は、明細書などを見たことがあると思います。

初診料やら医学管理量やら処置やらリハビリテーションとか記載されている領収証ですね。

大体は、保険点数合計〇〇点と記載されていると思います。

それが診療報酬点数のことです。1点を10円として計算されています。

患者として実際に支払う金額としては、負担率によってことなりますが、一般成人であれば3割負担の方が多いですよね。

つまり、請求されている額としては、

保険点数合計×10×0.3で計算された金額が支払いとなります。

PTはどれだけ稼げるのか(診療報酬点数)

それでは、診療報酬点数という観点では、PTは病院に対してどれだけの売り上げを出しているのでしょうか?

そこを考えていきたいと思います。

PTが働く職場はいろんなところがあります。

老若男女を対象としてリハビリテーションを行いますからね!

小児専門のリハビリ施設もありますし、整形外科だったり、脳神経外科だったり本当に様々です。

平成30年度診療報酬を疾患別点数表を見てみましょう。

  脳血管疾患 運動器 廃用症候群 心大血管 呼吸器
標準算定日数 180日 150日

120日

150日

90日
施設基準Ⅰ

245点

(※147点)

185点

(※111点)

180点

(※108点)

205点 175点
施設基準Ⅱ

200点

(※120点)

170点

(※102点)

146点

(※88点)

125点 175点

施設基準Ⅲ

100点

(※60点)

85点

(※51点)

77点

(※46点)

 ※維持期リハビリテーションの点数

 維持期リハビリテーションや、要介護被保険者に対するものなど、実際はもっと細かいところもあるのですが、今回は割愛させていただきます。

一番上の横に並んでいる5つの分野にそれぞれ点数が振り分けられています。

  1. 脳血管疾患リハビリテーション
  2. 運動器リハビリテーション
  3. 廃用症候群リハビリテーション
  4. 心大血管疾患リハビリテーション
  5. 呼吸器 リハビリテーション

PTが主に関わってくる診療報酬としてはこの5つになりますかね。違ったらごめんなさい

表にはわからない項目がありますね。

簡単に説明していきましょう。 

標準算定日数:リハビリ開始から、決められた日数まではリハビリを行って良いとされている日数。医師の判断で延長も可能(月13単位まで)。

施設基準:常勤の専門医医師や、専従のPTおよび看護師の人数、専用の機能訓練室、器具の設置などにより規定される施設の基準。

本当に簡単に説明するとこんな感じです。

詳しくみたい方はリンクを貼っておきます!

平成30年度診療報酬点数 リハビリテーション

施設基準について

 

PTは、上記の診療報酬点数を1単位(20分)で取ることができるわけです。

疾患、症状により、1単位で済む事もあれば、2〜3単位取ることもあります。

入院施設のあるところではそれ以上の単位を取ってリハビリをすることもあります。

PTが1日で診て良いとされる単位数は24単位。

さらに1週間合計で108単位までが上限となっています。

つまり、単純に我々PTが施術をすることでの売り上げは

診療報酬点数×10×単位数

に当てはめることで、売り上げの金額を出すことができます。

 それでは次の項目で大まかな試算をしてみましょう。

大まかな試算、検証してみよう

前の項目で書いた通り、診療報酬点数によりPTの病院に対する金額が大まか計算することができます。

実際の会計時には、再診料なども含まれるためもう少し点数的には上がるのですが、そこらへんは抜きにして単純な計算でいってみましょう!!

1週間で最大108単位まで取ることができますが、実際に全員がMAXまで単位を取っているかというと、そんなことはないと思います。

しかし今回は、1カ月を4週間と仮定し、最大108単位を4週間勤務したことにして計算してみましょう。

4週間の最大は432単位ですので、それを基準にして考えてみましょう。

なお、それぞれ施設基準Ⅰで計算します。

診療報酬点数×10×単位数

これに当てはめていくと

  1. 脳血管疾患:245×10×432=1,058,400円
  2. 運動器:185×10×432=799,200円
  3. 廃用症候群:180×10×432=777,600円
  4. 心大血管疾患:205×10×432=885,600円
  5. 呼吸器:175×10×432=756,000円

となります。

これが1ヶ月の売り上げです。

 

 

 

っと言いたいところなのですが、実はさらに診療報酬点数をあげているものがあります。

というのは、リハビリテーション総合計画評価料というものがありましてですね。

リハビリの初回で、PTは患者さんの身体機能を検査測定(評価)をします。

実際にどんな障害があるのか、生活上どんな不便があるのか、患者さんの求めるゴールをどのように設定していくかなどなどを記載します。

これは1カ月に1度評価していくので、長期のリハビリになると毎月この総合計画評価料が加算されることになります。

実際にリハビリを受けたことがある方ならイメージできるかもしれませんね!

そして、このリハビリテーション総合計画評価料は、診療報酬点数でいうと300点。つまり3,000円(3割負担で900円)になります。

我々の技術料(175〜245点)と比べるとなかなか大きいですよね。

まぁ週に2、3回リハビリに来る方もいますし、入院していると毎日リハビリをする方もいるので、1カ月の中で432単位分全員に300点プラスということはありません。

ここでは便宜上、月あたり70人に評価をしたことにしましょう。

そうすると、リハビリテーション総合計画評価料での売り上げは、

300×10×70=210,000円

こうなるわけです。

それぞれ、先ほどの出てきた金額にプラスしてみます。

  1. 脳血管疾患1,268,400円
  2. 運動器1,009,200円
  3. 廃用症候群987,600円
  4. 心大血管疾患1,095,600円
  5. 呼吸器966,000円

と、こうなるわけですね。

これが最大単位(プラス評価料70単位分)を治療した場合の1カ月の売り上げになります。

年間に直すと以下の通りです。

  1. 脳血管疾患15,220,800円
  2. 運動器12,110,400円
  3. 廃用症候群11,851,200円
  4. 心大血管疾患13,147,200円
  5. 呼吸器11,592,000円

 

こうしてみてみると、1150万〜1500万くらいの売り上げを病院なり施設なりに生み出している計算になります。

当然忙しい施設もあれば、フル単位なんて取らないっていうところもありますのでその辺は考える必要がありますけどね。

経営者側はそのあたりの貢献からPTへの給料を決めて支払う、といった感じになるのでしょうね。

仮に、週100単位で月合計400単位を診ると仮定すると、70万〜90万くらいを引いたくらいの金額になるかと思います。

 

まとめ

さて、いかがでしたか?

これが診療報酬点数から考察するPTの病院へ貢献する売り上げの金額でした。

もちろん全額もらえるわけではないのでこんな年収にはならないのですが(笑)

今回の計算は、売り上げを計算してみると、給料のベースがわかるのではないかっていうお話でした。

資格手当、役職手当、残業手当などなど各種手当が加算されますので、病院や施設により給料の幅は広いと思います。

超高齢社会である現代において、PTの需要はまだまだあります。

しかしながら、養成校の乱立?とも言える現実があり、ここ最近では毎年1万人以上の新卒PTが誕生しています。

問題視されているのは、PTの質の低下。

患者さんに治療を提供する身として、しっかりと学び続けていかなければいけませんね!

そんなことを思うのでした。

なかなかの長文になりましたね(^_^;)

お付き合いいただきありがとうございました!!

それではまた!!

ハンパねぇ( ゚Д゚)ァハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

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